ゴールボールは、視覚に障がいのある人々が楽しむことができるチームスポーツです。この競技は第二次世界大戦後に、視覚に障がいを負った兵士たちのリハビリテーションの一環として考案されました。現在では、パラリンピック種目の一つとして広く認知されています。
1チームは3人のフィールドプレーヤーと、最大3人の控え選手、3人のエスコートで構成されます。すべての選手は視覚の差をなくすためにアイシェードを装着し、さらにその下にアイパッチをつけて徹底的に視覚を遮断します。見えないボールの位置をどうやって見つけるかというと、ボールに鈴が入っており、選手はその音を頼りにボールの位置を判断します。観客も静寂を守る必要があり、音が非常に重要な要素です。また、自分の位置を把握するために、コート上のラインには紐が入っています。選手は手や足で触れることで自身の位置や方向を確認します