視覚障がいには、全盲（全く見えない）や弱視（物ははっきりと見えないが光や色を認識できる）などがあります。例えば、視力の一部が失われる病気（緑内障、白内障）、目の一部が欠ける状態（網膜剥離）などが含まれ、視覚情報の取得が難しい、またはできない状態の人を指します。パラスポーツでは、音を活用した用具や工夫されたルールが使用されています。

肢体不自由には、手足が動かしにくい、または動かせない状態があります。例えば、麻痺（手足の一部が動かない）、切断（手足の一部がない）、筋ジストロフィー（筋肉の力が弱くなる）などがあり、移動や運動が制限される人を指します。パラスポーツでは、車椅子や義足などの特別な用具やルールが工夫されています。

聴覚障がいには、音が全く聞こえない完全聴覚喪失や、音が小さくしか聞こえない部分的聴覚低下があります。例えば、難聴（音が小さくしか聞こえない）、耳の内部の問題（内耳の障がい）などがあり、音声情報の取得が難しい、またはできない状態の人を指します。パラスポーツでは、手話や旗などの視覚信号が活用されています。

知的障がいは、情報の理解や処理に時間がかかる、または難しい状態を指します。例えば、学習障害（新しい情報を覚えたり、理解するのが難しい）、自閉症スペクトラム（社会的な交流が難しい）などがあり、認知機能や適応行動に制約がある人を指します。パラスポーツでは、参加者の理解を助けるためにルールが簡略化されています。